【TV】全米が感動!車イスの弟とトライアスロン参加【USA】

トライアスロンといえば、水泳・自転車・マラソンと立て続けに行わなければいけないハードなスポーツ。米国には、“鉄人レース”とも呼ばれるこの競技に、通常とは異なる形で挑戦し続ける9歳の男の子がいる。彼は、脳性まひで車いす生活を続ける6歳の弟とスポーツをする楽しさを分かち合いたいと、昨年から弟と一緒に各地で開かれるトライアスロン大会に参加。順位に関係なく、2人は兄弟の絆を胸に完走を果たしているそうだ。

米放送局FOX系列WZTVや米ニュースサイトのイグザマイナーによると、トライアスロンに挑戦しているのは、テネシー州ホワイトハウスに住む9歳の兄コナー・ロングくんと、6歳の弟ケイデンくん。脳性まひから車いす生活を余儀なくされる弟に対し、兄は以前から「一緒に遊べず寂しそうだった」と母ジェニーさんは言う。そんな兄コナーくんが、弟と一緒に楽しめそうなスポーツの存在を知ったのは昨年はじめのことだった。

ある日、雑誌を読む母の隣に座ったコナーくんは、ページをめくるうちにある広告に目を留めた。同州ナッシュビルで開かれる子どもトライアスロン大会の記事を目にした彼は、「この子たちは何をしているの?」と母にたずね、競技に興味を持ったそうだ。そして母から詳しい話を聞くと、兄は「ケイデンと一緒に出たい」と懇願。当初は悩んだ母も最終的にはOKを出し、2人はトライアスロン大会に出る運びとなった。

本番の日、2人は「チームロングブラザーズ」として出場。最初の水泳、兄はゴムボートに乗せた弟を引っ張りながらプールを2往復泳ぎ切ると、続く自転車では弟の3輪カートを後ろに繋ぎ、約5キロのコースを走った。そして最後は、弟のカートを前へ押しながら800メートルのマラソンコースを走り切り、初めてのトライアスロンを無事2人で完走。結果は最下位だったが、初めて2人でスポーツを楽しんだ兄は「すごく良かったよ!」と感動を覚えたという。

 

以来、全米各地で開かれるトライアスロン大会にチームとして参加し始めた2人。「弟と一緒に出かけられるのが好き」と話すコナーくんは、「1人で出るのは、ケイデンにとってフェアじゃない」として、大会には必ず2人で参加すると心に決めている。そんな兄の想いを弟もしっかり受け止めているようで、競技中に顔を見るといつも「笑っている」というケイデンくん。母も2人で楽しむ競技が見つかり、嬉しそうな様子だ。

そして7月22日、2人はマサチューセッツ工科大学を舞台に開かれたトライアスロン大会に出場。8歳以下の部にエントリーした2人は、いつも通り兄が弟を引っ張って100メートルの水泳、約5キロの自転車、800メートルのマラソンをやり遂げ、しっかり完走を果たした。珍しいチーム編成の兄弟に、駆けつけた多くの観客からも温かい声援が飛び、ゴールの瞬間には一際大きな歓声が上がったという。

弟と楽しめる遊びをようやく見つけ、今はトライアスロンに夢中といった様子のコナーくん。「体が持つ限り続けるよ」と話している彼は、今までの寂しさを打ち消すように、これからも2人でのトライアスロンを満喫し続けていくつもりだ。

 

幼稚園の卒園式に出席を断られた弟に対して、 「ケイデン(弟)は人生を楽しむ権利があると思う。人には生まれてきた形があるんだ。それに対して変だと言う人はとても失礼だ。だから僕はケイデンやケイデンのように体が動かない人のために走るんだ」って言えるこのお兄ちゃん、本当に脱帽モノです。若干9歳なのに・・・

 

【関連サイト】

 ・ナリナリドットコム 

 ・全米が涙した兄弟愛!壮大な挑戦に密着 - フジテレビ