高齢出産がリスクに? 自閉症の子どもが急増している2つの理由【JAPAN】

【ママからのご相談】
高齢出産をした友人の子が自閉症と診断されました。高齢出産と自閉症は関係があるのでしょうか?

●A.親の年齢と自閉症は、何らかの関係がある可能性があります。

こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターのmomoです。

自閉症の原因はハッキリとは分かっておりませんが、親の年齢と関係しているかもしれない、という研究結果が最近発表されました。

今回は、実際の研究結果をもとに、ご紹介します。

■家族の自閉症に関する意識が高まっている

アメリカ疾病予防管理センターでは、アメリカに住む子供の68人に1人が「自閉症スペクトラム障害」と診断したと発表しました。これは2008年に発表したときよりも約30%高い数字だといいます。

自閉症の子が急増している原因のひとつに、「家族の自閉症に対する意識が高まっているから」というものがあるようです。確かに、周りを見ると、「うちの子 は言葉が遅い」「人の目をあまり見ない」などと、少しでも不安があると、すぐに専門の先生に相談することが多いように見受けられます。

昔に比べて自閉症の早期発見が増えて来ているのは、親の関心が高まって来ているからということも関係しているようです。

■高齢出産は自閉症と関係ある?

親の年齢が上がると自閉症の子が生まれる確率が上がる、ということは最近よく言われています。

米カリフォルニア大学デービス校の調査によりますと、母親の出産年齢が5歳上がるごとに、子供の自閉症リスクは18%ずつ上昇することが明らかになったそ うです。一方、女性の年齢だけではなく、40歳以上の父親から生まれた場合、30歳未満の父親と比べると約6倍リスクが上がるそうです。

--------------------

昔に比べて出産年齢が遅くなってきているので、自閉症が増えてきているという可能性も否定出来ません。

しかし、自閉症と診断される子供には軽度〜重度と幅広くおり、ひとくくりには出来ません。専門の先生ときちんと話をし、その子に合った適切な対応を、とにかく愛情をもって出来るように心がけたいですね。

 

2014.4.18 マイナビ