健常児も発達障害児も身体感覚が育つ「こどもヨガ」インストラクター養成講座を開催【兵庫】 

私たちは2007年心理学と感覚統合(脳と体のつながりのしくみ)をベースにした「こどもヨガ」という独自プログラムを開発しました。特に都心の保育園で は、園庭がないため運動能力向上として導入され、一方で吃音や自閉症など発達につまづきがある子どもに対しては療育という観点から指導をしてまいりまし た。

特に発達障害を持つ子どもの保護者の体験から、背もたれがないところだと体が支えられなかったのが支えられるようになった、発語に成功した、目を少しずつ合わせることができるようになった、などプログラム体験の効果が
寄せられ、2014年より、初めて姫路で指導者の育成を行うことになりました。

「プログラムの特長 心理学と感覚統合とは」
療育の分野は主に作業療法で始まったトレーニングです。たとえば豆をつまむという訓練があります。感覚統合は、例えるとピアノの練習のようなもので、指を 動かす練習を何度もして初めて曲が弾けるようになります。これも体から脳、脳から指令が出て鍵盤をどのくらいの圧で押すとどんな音が出るかを理解し、コン トロールできるようになります。
私たちはこどもヨガを開発した際に心掛けたのが、幼児から成人まで自分からやりたくなるものでした。身のこなしが苦手な子どもは運動そのものが苦手です。 本人のやる気を喚起させるための手段や指導者が発達段階を判断して指導プログラムを立てるために発達心理やコーチングNLPなどを用いています。また発達 障害児の特性として、「前庭覚」「固有覚」「触覚」の機能が弱く、この部分を育てるプログラムになっています。
たとえば、だんごむしのポーズで、床をぐるぐる回る動きは前庭覚を育てます。
そしてこの感覚統合は、3~4時間しかもたないといわれており、家庭でのフォローアップしだいで成長に差が出ます。今までの作業療法士によるプログラムは、トランポリン、マットなど大掛かりなもので多くても週1回のとレーニングでは効果が期待しにくいものでした。

「エデュヨガが目指すところ、こどもの生きる力を育てる」
地方では、診断が下ってもトレーニングするところがない。または学童期からは療育が受けられない状態です。また小学校に上がってほかの子どもと比較し、なにかおかしいと気付くケースも多くあります。
早期にたくさんのトレーニングを受けることで、成人期になるまでに子どもの生きづらさが軽減していきます。
私たちは実際の指導および全国で指導者を増やすことで、すべての子どもたちの生きる力を育てていきたいと考えています。現在、保育園、特別支援学校などでこどもヨガを指導しています。

「2014年の講師育成は、5か所。姫路、豊橋、広島、京都、東京の予定です」

 

【News Source:2014.5.28 株式会社happy communicationsのプレスリリース